主張用バナー

ご自身の配布物に対する主張等にご利用下さい。その際には「何故反対なのか」等の意識を浸透させる為にも、このページへリンクをして頂ければ幸いです。 すべて直リンクではなくお持ち帰りでお願いします。

リンクを貼るURLは

http://anti.gomen.tuzigiri.com/

にお願いします。

バナーデザインがサイトと合わない、自分の本が出品されていない為バナーを貼りにくいが賛同はしたい、という方は、お好みのテキストにリンクを貼って頂けるだけでも結構です。

例:
「同人誌のネットオークション出品に反対」に賛同しています。

概要

作者の許可を取っていない、または作者の意図に反する同人誌のネットオークション出品に反対の意思を示すページです。

当サイトでは「二次創作(パロディ)の執筆活動」を「同人」、「二次創作(パロディ)作品」を「同人誌」と称した上で、 「同人、同人誌に理解のない方」を「一般人」と称しています。ご了承下さい。

何故同人誌のネットオークション出品に反対なのか?

同人誌の作者や属するジャンルによってオークションに出品してほしくない理由は様々です。 以下は一例になります。

パロディ元の作者や関係者、企業、その他同人に理解の無い方たちに見られたくない

同人誌は内容に関わらず、すべて妄想の産物だからです。(詳細説明はクリック)

「ギャグ本ならいいでしょ」「BLでなく男女の恋愛を描いているから」「男性向けエロだから」と、 様々な「一般人に嫌われている作品にこれは含まれない」とお思いの理由はあるでしょうが、 どれも同人誌とは原作とは異なった同人作家の妄想に変わりはありません。 二次創作(パロディ)である時点で、免罪符は何処にもありません。

ネットオークションは誰でも利用出来ます。 同人誌に理解の無い一般の方たちもです。 もし一般の方たちが純粋に原作のグッズ等をオークションで探した際に、同人誌が検索結果に表示されたら当然嫌な思いをします。 一般論では同人誌を購入/販売/執筆するしないに限らず、オタクは「気持ち悪い」と認識されているからです。(詳細説明はクリック)

「オタク」「腐女子」は嫌われ者です。
同人誌は、好きな作品や人物を用いて勝手に捏造して架空の話を書いているのですから、 純粋に原作が好きな一般の方には「気持ち悪い」等と理解出来ないものであり、それはメディアでの言葉の一人歩きも相俟って拍車が掛かっています。 取り上げられる頻度が増えたのは、「理解」ではなく「好奇」の対象としてです。見世物小屋の出し物と同義です。
「私は違う」と思っても、一般人から見れば全て同じです。 そして、集団の中ではマナーの悪い者や一層奇異な者が目立ち、すべてそれらのステレオタイプだと偏見を持たれているものです。

しかし、出品されている同人誌の多くが「原作名」を含んだ品名で取引されています。 原作者や関係者もオークション利用する方が多い中、同人誌が検索結果に表示されたらどう思うでしょう? まず「探しているのはこれではない」という不快感と同時に、 「私の好きな作品に泥を塗る行為だ!」と憤慨します。
同人に理解のない方が目にし、版権元に連絡して同人作家が逮捕された前例もあります。(詳細説明はクリック)

有名なのは「任天堂事件」です。 この事例のきっかけは、「アダルト同人誌を発見した親御さんが『子供が見たらどうするんだ』と版権元企業に連絡したから」。 ですが、アダルト同人誌や、親御さんに限らずとも、二次創作に不快な思いを覚える人なら誰でも起こしうる行動ですし、 逮捕に至らずとも版権元からの規制も過去に多々起こっています。

著作権に関してグレーゾーンであるのが同人誌です。 企業のキャラクター(ブランド)イメージを損なうと判断されれば、すぐさま規制され、法的に裁くことも容易です。

以下 Wikipedia より引用

現行の日本の著作権法では、 フランス知的保有権法典第122条の5第4項のパロディ条項のようなパロディを正面から認める法理が存在せず、 判例や通説でもパロディを例外として認めていないため、 原作の著作権者の許諾を得ることなく二次創作物を不特定多数への販売することは、原則として著作権侵害となる。 一方で、漫画というメディア自体がパロディを高度な表現手段として確立してきた経緯、 商業作家が自らの作品のパロディを同人誌で作成する状況などがあり、一面的な法解釈についての疑問もある。
ディズニー、サンライズ、任天堂やコナミのように二次創作物に対し法的手段を用いて積極的に規制する企業がある一方で、 ファンクラブの延長線としてとらえ、または宣伝効果や相乗効果を期待して、著作権元に実害が及ぶような内容や、 著しく反社会的な態様の作品でもない限りあえて黙認している著作権者も少なくないため、一概に無許諾ともいえない状況にある。 なお、黙認とは、黙って認めることであり、認める意思がなく単に黙っているに過ぎない場合は本来、含まれない。

(Wikipedia「同人誌 4.5 同人誌と著作権問題」より引用)

転売目的に本を買われ、本来購入したいお客さんが買えない
転売を目的とした購入は、数冊まとめ買いして一気にオークションへ出品します。 すると、当然その分が「自分が読みたい」という方に回らなくなります。 人気のサークルを回り、転売目的で買うだけ買った後すべて出品するという悪質な人が増えています。
年齢制限を設けた本が誰でも買えてしまう
出品されている18禁本の多くは、出品者側、そしてシステム運営側からも何の制限も受けていません。
不快に思った一般の方や、お子さんが読むような原作であれば親御さんが怒り、 抗議や法に頼った手段を取るかもしれません(同人作家の逮捕前例)。
即売会ではアダルト表現に関する規制や注意喚起を求める呼びかけが高まっており、 基本的には販売している本は、売り手が年齢確認する等して18歳未満は購入出来ない対策をしています。(関連リンクはクリック)
関連リンク:
赤ブーブー通信社サイト内「R18作品の取り扱いについて
日本同人誌印刷業組合サイト内「成人向けジャンルの方へ
全国同人誌即売会連絡会サイト内「発足に寄せて」(※わいせつ図画を含む、同人誌が抱える様々な法的事項に対する問題視)
それがネットオークションでは何の査定もなく購入出来てしまいます。 「未成年に成人向け本を売った」責任の矛先は、出品者と同人誌の執筆者に降り掛かるのです。 これらの問題を野放しにしていては、新法案や著作権問題にグレーゾーンである「同人誌」と言う文化そのものが許されない状況へと簡単に変貌してしまうかも知れません。
個人情報が載っている
最近ではメールアドレスとサイトのみの記載が多いのですが、 中には同人誌作者の住所や本名が書かれている物もあります(少し古い本等は当たり前のように書かれていました)。 顔が見える即売会で扱う、または自分で許可を出したルート(雑誌や同人誌取扱書店等)で販売していたからこそ書かれていた個人情報が、 何の対策もされないまま取り扱われています。 悪意有る人の手に渡れば迷惑を被るどころか、犯罪にすら巻き込まれ兼ねません。

今まで殆ど目立った問題がないのだから気にし過ぎではないか、という意見もあると思います。 ですが、それは先述の通り危惧すべき点は多々有る現状でも、「今まで」は、起こっていないというだけです。 「これから先」も、起こらないようにする為にはネットオークションのデメリットを提示し、 予防としての「反対」をしています。

(2010.01.21 改訂)

連絡先

自分がオークションに反対する理由が違うので足してほしい、こういう見方もあるのではないか、等のご意見は以下までお寄せ下さい。

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